一行書評

様々な本のエッセンスを、ずばり一行でまとめています。

プレジデント2017年10月2日号

1年も前の雑誌ですが、図書館で借りて読みました。

昔の雑誌で面白いのは、「これからこうなる!」系の記事です。

それぞれの専門家たちが自信たっぷりに未来を予言するのですが、当たっていることはほぼゼロに等しいですね。

「これから日本の未来はこうなる!」「これからこの株が来る!」という煽り記事に強くなりますw

 

一行書評
人類は怠け者だから世界中に広まった】

「場所が買いたい!」などの著作で知られる鹿島茂さんの説です。
流浪の民ロマ族(ジプシー)は、面倒なことが起こるとさっさと移動してしまうそうです。
人間は基本的に怠け者なので、数万年前、アフリカ大陸から全世界へ広がっていったのも、フロンティアスピリットからではなく、「なんだか面倒だから他所へ行こうか」と言う安易に流れやすい性質のせいかもしれないと言うことです。
自己鍛錬、自己規制と言う概念が生じたのも近世に入ってからで、非常に新しい概念なのだとか。

そういえば「サピエンス全史」に続く大作、「ホモ・デウス」でも、人類300万年の歴史の中で、農耕は高々最近の1万年で残りの299万年は狩猟生活であったため、未来という概念はなかったとあります。

今の世の中がなんとなく生きにくいのも、怠け者の私たちの性質に反する生き方をしているからかもしれないと思いました。

 

二行書評 〜もう1行付け加えるなら〜
【数百万円の投資で社長になると言う稼ぎ方があるらしい】

「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門」と言う本があるのは知っていましたが、なんとなくうさん臭くて読む気になれませんでした。

現在後継者不足で、黒字経営の会社を、安くても信用できる人に引き継ぎたいと考える社長が増えているそうです。

会社員の副業としては、アルバイト、投資、アフィリエイトくらいしか思いつきませんでしたが、「社長になる」と言う選択肢もあるのかもしれません。

ツヤ髪プロジェクト

一行書評
【芸能人の髪は傷んでいるが、ツヤがある】

言われてみれば、そうですよね。
髪形をセットするためにブローされ、撮影で強烈な光にさらされ、カラーを繰り返していて、傷まないはずがありません。
でも、みんな綺麗なツヤがあるように見える。
テクニック一つで、傷んだ髪も、ツヤを出すことができるのだそうです。


二行書評 〜もう1行付け加えるなら〜
【キューティクルの向きを揃えればツヤが出る】

これも、言われてみればそう。
ツヤって、つまり髪に光が反射していること。
なので、髪の表面がフラットになっているほど反射して、ツヤが出てくるという理屈です。

キューティクルの向きを整えるには手櫛でもいいそうですが、一番いいのは、ブラシで髪を引っ張りながらブローをすることだそうです。
そういえば、美容士さんたちは髪を引っ張りながら、引っ張っている部分にドライヤーの風を当てていますよね。
そして、美容院に行った髪は、いつもツヤツヤ。
納得です。

夕凪の街 桜の国

一行書評
【「これから貴方が豊かな人生を重ねるにつれ、この物語は激しい結末を与えられるのだと思います。」】


作者のこうの史代さんのあとがきです。
こうのさんは「この世界の片隅に」でもそうでしたが、ふんわりとした画風にもかかわらず、重い現実を描く漫画家さんです。
「夕凪の街」は10年前に原爆に遭った女性が主人公です。
こう書くと結末はご想像できると思いますが、ほんとうに理不尽な結末です。
いつもふんわり微笑んでいる皆実(みなみ)。
そんな彼女は、ときどき妙につっけんどんになったり、怒ったりします。
それは、幸せになろうとしている時。
10年前の「あの日」がフラッシュバックして、幸せから目を背けてしまうのです。
そんな皆実がようやく幸せをその手に掴もうとした時。
彼女はいったんはその幸せを拒絶しますが、勇気を出して幸せに手を伸ばします。
その時、過去の亡霊たちに捕まってしまったように、私には思えました。

 

二行書評 〜もう1行付け加えるなら〜

【同い年の被爆二世がいるなんて、考えたこともなかった。。。】
「桜の国」は、「夕凪の街」の続編で、1987年と2004年の東京を舞台としています。
皆実の弟「旭」の子供の、「七波」が主人公です。
旭は疎開していたため原爆には会いませんでしたが、七波の母親は赤ちゃんの時に被爆しています。
七波は2004年に28歳とありますから、1976年生まれです。
私は1972年生まれですから、私よりも年下になるわけです。
私の母は戦後生まれでしたので、うっかり者の私は、被爆二世の方々は、私より随分年上の方だと思っていました。
祖母の友人の旦那さんが被爆者であり、そのお子さんが母と同い年だったこともあるかもしれません。
ですが、私が生まれたのは終戦わずか27年後。
被爆当時0歳だった方は27歳。
当然私より年下の被爆二世の方が大勢いらっしゃるわけです。
そのことに思い至らなかった自分自身に愕然としました。

スタンフォード式疲れない体

1行書評
【お腹を膨らませたまま息を吐くといい、らしい】


お腹を膨らませたまま息を吐く「IAP」呼吸を行うことにより、体の中の圧力が高くなり、体の中心(体幹と脊柱)が安定するそうです。
すると、中枢神経の通りが整い、無駄な動きや筋肉の負担が減って疲れにくくなる、という理屈とのこと。
オリンピックメダリスト多く輩出しているスタンフォード大学のトレーナーが著者ですので、科学的エビデンスは確認済みと思います。

やってみると意外と簡単にできました。
ただ、この呼吸法を無意識にできるようになるには、かなり時間がかかると思います。
アスリートではない私たちには、5秒吸って5秒吐く「IAP」呼吸を、1日1回行うだけでも効果があるとのこと。
これは心強いですね。

 

 

二行書評 〜もう1行付け加えるなら〜

【「まだ、~でない」と考えよう】


2つ目のポイントは、マインドセットです。
「疲れない体」作りには、「疲れない思考様式」も重要です。

私たちはできない理由を探す天才です。
もう年だから、お金がもっとあったら、もっと時間ができたら、等々「やらない理由」ならいくらでもあります。
でも、「まだ、~でない」と考えることにより、「自分には無理だ」と諦めず「まだ自分には難しい」と、考えを切り替えることにより、「目標に向かって何ができるだろう」と、目標に立ち向かう力が出てきます。

私も、この1行書評のブログを始めるにあたり、ずいぶん悩みました。
「私には文章の才能もないし、本を読む時間もないし、私の書評を読んでくれる人がいると思う思えないし、、、」
でも、
「私には、まだ、わかりやすい文章を書く力は無い」
「私には、まだ、本を読む時間はない」
「まだ、私の書評を読んでくれる人はいない」
と考えるとどうでしょう。

訓練や場数によって、文章はこなれてくるでしょう。
多くの本読む時間はありませんが、すきま時間になら本を読むことができます。
今はまだ、私の書評ブログを読む人はいないかもしれませんが、内容が充実していれば、読者さんがついてくれるかもしれません。

「できない理由」ではなく、「するための理由」が心の中から湧いて出てきます。
心の健康のためにも、この考え方はお勧めです。

会社をやめてもいいですか?

1行書評
【会社を辞めてもいいんですね?】

 

会社を辞めて自分の道を進む女性たち。

選んだ道は様々です。

フリーランスや起業、ゲストハウスオーナー、大学院での学び直しや、専業主婦など。

特に印象的だったのは、不妊治療をするために会社をやめた方と、出産を機に専業主婦になった方。

専業主婦VS共働き論争なんてものがありますが、自分で主体的に専業主婦を選び、それに誇りを持っているのなら、他人がとやかく言うことはないのだなと思いました。

私は会社員ですが、会社って辞めてもいいものなのだ、と、勇気付けられる思いがしました。

 

 

二行書評 〜もう1行付け加えるなら〜

【…とはいえ、一家の大黒柱の方は紹介されてないよね】

 

本書は様々な立場の女性に取材しています。

子供がいたり、独身だったり、夫婦二人暮らしだったり。。。

でも、家族持ちの方は皆、一家の大黒柱がパートナーの方なんですよね。

女性の方が家計を支えている例は、ありませんでした。

独身のお一人を除いて、配偶者がメインに稼いでいるような印象を受けました。

ほとんどの女性がパートナーより収入が低いという現実を反映はしていますが、せっかく自分らしく生きる道を選んだ女性を紹介しているのですから、自分らしく、しかも収入もしっかり得ているロールモデルを示して欲しかったです。

そうでなければ、「やっぱり夢と収入はトレードオフなのね」というメッセージを与えかねません。

 

図解!! やりかた大百科

1行書評
【モヒカンにするには】

 

この本には、「トイレの詰まりを直すには」といった実用的な内容から、「ビデの使い方」や「サクランボの茎を口の中で結ぶには」といった、そーいえばそれってどうやってするのか疑問だった!というもの、「緊急時用のラジオの作り方」「雪のほら穴の掘り方」(高い位置に寝台を作り床を深く掘ると冷たい空気が底に沈むらしい)といった、まさかの時に役立つ(かもしれない)サバイバル術まで「大百科」の名に恥じない様々な内容が、ポップなイラストと最小限の言葉で説明されています。

とは言ってもネットで何でも調べられる世の中、疑問があったらなんでもネットで解決するのですが、「モヒカンにする方法」は私の検索能力では見つけることができませんでした。
「ソフトモヒカン」ならいくらでも見つかるのですが、ガチのモヒカンは見つかりませんでした。
もっとも現実にガチのモヒカンにする人などそうそういないでしょうしね。
著作権に触れるとあれなので、私の下手なイラスト載せておきます。

 

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二行書評 〜もう1行付け加えるなら〜

【アリの巣の観察をする場合は、大小2つの瓶を使うべし!】

 

小学生の頃、アリの巣の観察をしたくて、透明な瓶に土とアリを入れてみました。

残念ながら小学生の思いつきだったので、働きアリを十数匹(少なっ)入れただけだったので、巣を作ることもなかったのですが、その時ふと、「巣を作っても見えないよね?」と思った記憶があります。

 

最近はアリの巣観察キットが売られていて、土を入れる容器が薄かったり、そもそも土ではなくて透明なゲルみたいなもので巣を作らせるので透けて見えたりと、隔世の感がありますが、昔ながらの手作りでアリの巣を観察したいのなら、やはり巣を直接見えるようにする一工夫が必要なようです。

 

透明な薄い容器があれば一番簡単なのでしょうが、ない場合は、

1.高さが同じで大きさが異なる瓶を用意し、1本をもう1本の中に入れ、大きい方の瓶の蓋に穴を開けて空気穴とします。

2.大きい瓶と小さい瓶の間の隙間に土を入れます。

3.アリの巣を見つけ、働き蟻、女王蟻、卵を捕獲し、2の隙間にいれます。

4.水を含ませた脱脂綿と、ハチミツに漬けたパンくずを餌として与えます。

5.瓶のまわりを紙で覆うと、アリたちは地下だと思って活発に動き、巣をつ作ります。

 

さすが海外、と思ったのは、3のアリを捕獲する工程の注意点として、「アカヒアリ(殺人アリ)は選ばないよう注意!」と書かれていたこと。

アカヒアリ(=ヒアリ)は昨年日本で見つかって大騒ぎになりましたが、やはり海外でも恐れられているのですね。

スタンフォード式疲れない体

一行書評
【お腹を膨らませたまま息を吐こう】

お腹を膨らませたまま息を吐く「IAP」呼吸を行うことにより、体の中の圧力が高くなり、体の中心(体幹と脊柱)が安定するそうです。
すると、中枢神経の通りが整い、無駄な動きや筋肉の負担が減って疲れにくくなる、という理屈とのこと。
オリンピックメダリスト多く輩出しているスタンフォード大学のトレーナーが著者ですので、科学的エビデンスは確認済みと思います。

やってみると意外と簡単にできました。
ただ、この呼吸法を無意識にできるようになるには、かなり時間がかかると思います。
アスリートではない私たちには、5秒吸って5秒吐く「IAP」呼吸を、1日1回行うだけでも効果があるとのこと。
これは心強いですね。

 

二行書評 〜もう1行付け加えるなら〜
【「まだ、~でない」と考えよう】

2つ目のポイントは、マインドセットです。
「疲れない体」作りには、「疲れない思考様式」も重要です。

私たちはできない理由を探す天才です。
もう年だから、お金がもっとあったら、もっと時間ができたら、等々「やらない理由」ならいくらでもあります。
でも、「まだ、~でない」と考えることにより、「自分には無理だ」と諦めず「まだ自分には難しい」と、考えを切り替えることにより、「目標に向かって何ができるだろう」と、目標に立ち向かう力が出てきます。

私も、この1行書評のブログを始めるにあたり、ずいぶん悩みました。
「私には文章の才能もないし、本を読む時間もないし、私の書評を読んでくれる人がいると思う思えないし、、、」
でも、
「私には、まだ、わかりやすい文章を書く力は無い」
「私には、まだ、本を読む時間はない」
「まだ、私の書評を読んでくれる人はいない」
と考えるとどうでしょう。

訓練や場数によって、文章はこなれてくるでしょう。
多くの本読む時間はありませんが、すきま時間になら本を読むことができます。
今はまだ、私の書評ブログを読む人はいないかもしれませんが、内容が充実していれば、読者さんがついてくれるかもしれません。

「できない理由」ではなく、「するための理由」が心の中から湧いて出てきます。
心の健康のためにも、この考え方はお勧めです。